宗像沖ノ島 磯釣り 釣行日記 |御門のタカリ 2018.12.25

ジングルベール ジングルベール フフフフフーン♪

皆さまメリークリスマスでした!可愛い嫁さんと子供達を放っぽり出して、行ってきました宗像沖ノ島。1ヶ月前から嫁さんに「今年最後になるかもしれないから、天気が良かったら行くかもしれない」宣言してた甲斐がありました。さてさて今年の釣りの締めくくりとなる「メリクリ釣行」。果してどうなるでしょうか!?

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港へ|19:30

今回お世話になったのは津屋崎港から出船している「アクアシャイン」さん。港に着く前に、提携している「ヤナイ釣り具店」で船代と餌代を支払う流れだ。クリスマスイヴに頑張って働く店員さんに、コンビニで買ったスイーツをプレゼントした。

少し早すぎたと思っていたが19:30に港に到着すると、どうやら僕が最後の一人のようだった。顔見知りの方々と談笑していると、以前「春マサ」釣行の時にお会いした、T氏に「御門のタカリ」に誘われたのでご一緒することにしました。

 

上礁|21:00

大して揺れる事なく、無事沖ノ島に到着して上礁。今回上礁した「御門のタカリ」は、足場が高いのが難点ですが、潮通しが良くて一発大物も期待出来る上げ潮がメインのポイント。

当日の潮はこんな感じ↓↓(沖ノ島は博多船溜よりマイナス40分)満月からの下り中潮2日目。

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出典:潮汐なび

夜釣りのマダイ狙い|21:30

小一時間程は上げ潮が流れそうなので、T氏と話しをしながら底カゴタックルを組む。しかし口ばかり動かして、なかなか手が進まない。寒さのせいもあるだろう。先週とは打って変わって、風はあまりないが気温が低い。明け方には0度近く落ちる予報だ。「今年最後の沖ノ島だから」とT氏がお神酒を磯に撒いてくれた。空には大きな月が出ているので夜釣りの恐怖心も和らぐ。

 

まずは竿4本からスタートする。一応上げ潮は走っているがかなり緩い。数投流していると少し流れが強くなった。ふと隣を見るとT氏がこっそりと竿を曲げている。「やられた」。タモも使わずブリ上げたのは綺麗なマダイ。1.5kgぐらいだろうか。

 

次は自分の番だと思い手返しを繰り返す。数投流していると、またしてもT氏がひっそりと竿を曲げて楽しんでいるではないか。今度はタモですくった。2kgほどだろうか。

 

自分も釣りたい気持ちがじわじわと高まる。がしかし「全然焦ってないアピール」をしながら、ウキ下を再度確認して投入を繰り返す。潮は良い感じに流れている。今にも電ケミをつけたウキが海中に消し込みそうだ・・・。と思っていた次の瞬間ウキが消し込んだ!

 

もちろんT氏のウキがっ(笑) サンタさ〜〜〜ん!!!

  

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しばらくすると釣り上げたマダイの処理を終えたT氏が隣に来た。竿は出さずに会話をしながらさりげなく見守ってくれている。僕が気の毒になったのだろう。なんていい人だ。そのうえ「あっちでやってみます?」と自分が釣っていた場所を進めてくれた。

 

やってみますとも!

 

こうなれば見栄もへったくれもない。

 

ウキ下同じ。

 

針良し。

 

付け餌も良し。

 

投入地点も良し。

 

糸フケなし。

 

流れるコース良し。

 

・・・。

 

・・・・・。

 

・・・・・・・・。

 

ツレマシェ〜ン。(涙)

 

T氏は僕がやっていた場所では竿を出さず、さりげなく見守ってくれている。僕のやっていた場所で釣ってしまったら、僕にとどめを刺すことになるのを承知しているのだろう。男の中の男だ。兄貴と呼びたい。そのうえバーナーを使って温かいコーヒーまで入れてくれた。結婚したい。

 

しかし釣れない理由が見当たらない。夜釣りのマダイあるあるである。たまにあるんですよこんな夜が。ヘコヘコと元の場所に戻り、T氏も釣りを再開した。

 

間も無くしてもちろんT氏が4枚目を釣り上げ、身も心も凍りつきそうな僕にとどめを刺してくれた。

 

「も、も、も、も、もう僕〜」

 

「ね、ね、ね、ね、寝ます〜ん」

 

いつの間にか時刻も真夜中の3時になっていた。しかし本当なら下げ潮が動いて、ここ御門のタカリはあて潮になって釣り難い時間帯なのだが、なんとも今日は上げっぱなしである。これも沖ノ島あるあるである。「御門のタカリ」では平らな場所があまりないので、釣り座のすぐ横で寝ることになる。寝袋に潜り込んだ途端に睡魔がやってきた。

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がしかし・・・。

 

ガサガサ・・・。

 

ガサゴソガサ・・・。

 

ビチャッ・・・。

 

ピチャピチャ。

 

バタンッ!

 

5枚目ツレテルアルーーー。

 

ウーン、ネムレナイアルヨーーー。

 

極寒の夜明け前|6:30

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現実と夢の間を彷徨っているとアラームが鳴った。

 

「さ、さ、さ、さ、寒い〜〜。ブルブル」

 

寝袋から頭だけを出し、「イモ虫状態」で上半身を起こす。枕元を確認したが、どうやらサンタからのマダイのプレゼントは届いてないようだ。T氏は一睡もしないまま朝まずめに向け、ボイルを絞って巻いてくれている。結婚してください。

 

気合いを入れ寝袋を脱け出し、夜明けのマダイを底カゴで狙う。そうこうしていると、またしてもT氏から湯気の立つコーヒーをいただいてしまった。冷えきった体に染み渡り、一気に目が覚めた。もうほんと養子でもいいんで。

 

待望の夜明け|7:20

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夜が明けた。結局マダイは釣れなかったがまあ良しとしよう、また来年だ。上カゴに持ち替えヒラマサを狙う。まずは8号ラインでスタートする。

もちろん最初に竿を曲げたのはT氏だ。無事タモに収まったのは1.5kgほどの可愛いヒラゴだ。前回と同様ここからヒラゴラッシュかと思いきや、アタリが遠退く

 

やっときました|9:00

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しばらくアタリが無いまま二人で何度も仕掛けを流す。潮は川のような激流だ。クーラーもまだ空っぽなので、痺れを切らせ6号ラインのタックルに持ち替える。その一投目だっただろうか。100mほど流して回収しようとした瞬間ラインが弾けた

 

竿を立てると4号竿が綺麗に弧を描いた。ラインを出すか出さないかギリギリのところだ。沖でゆっくりと時間をかけ手前に寄せてきた。タモに収まったのは思いのほか小さな2kgほどのヒラゴだった。4~5kgほどはあるかと思う引きだったが、2本針の上針が胸ビレにスレて掛かっていたのと、激流の中で掛けたせいだろう。

 

丁寧に神経締めを施し、ようやくクーラーボックスに一匹目の魚を放り込んで、ほっと胸を撫で下ろす。少し傷が入っていたのでハリスを交換して釣り開始1投目。「バババババッ!」連続で来た。難なく釣り上げたのは1.5kgほどのヒラゴ。

 

さらに「バババババッ!」3投連続。しかし瀬際で痛恨のバラシ。そしてこれがバラシラッシュの幕開けとなった。

 

バラシラッシュ|〜納竿

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<犯人:ボイスチェンジャー風>

いやぁー。言い訳させてもらいますと、本当に足場が高いんですよ。

 

タモの柄も6mほどは欲しいぐらいですしねー。

 

沖で喰えばまだいいのですが、手前で喰うとまあ見事に突っ込む突っ込む。

 

うんうんうん。

 

それにほら自分先週も来たでしょ?ヒラゴはもう腹いっぱいって感じで。

 

あとはそう実は尾長狙ってたんですよ、尾長。美味しいですもんねー尾長。

 

うんうんそうそう。

 

しかし本当になんか元気がありましてねー。まあ元気が何よりですよねー。

 

うんうんうん。

強引にまとめます!

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釣果はご覧の通り。ヒラゴ×2 イサキ×2 尾長40ちょい×1 足裏クチブト×2

途中からは6号ラインの上カゴで尾長狙ってたんですが、一匹だけ良いのが来ましたよ。

 

ちょっと余談なんですが、僕普段メガネかけてまして、釣りの時は偏光グラスかけたりするのでコンタクトなんです。そしてコンタクトにするとすべてのものが大きく見えちゃうんですよ。実際この尾長も磯の上では「50cmぐらいありそう」と思っていたんですが、帰ってきてメガネに変えたらびっくり「どう見ても40cmちょいじゃあーりませんか」。いつもちょっとがっかりします。そんだけ。

 

話を元に戻しまして、御門のタカリの潮は結局ほとんど上げっぱなしでしたね。ラッキーでした。結局あの後ヒラマサは5回ぐらいバラシました。一匹だけ少し良い型がいた気がします。(姿見れなかったのでわかんないですが)足場が良かったら全然獲れるサイズなんですけどね。

 

一方、8〜10号ぐらいのラインでされていたT氏の上カゴにはアタリが無く、8号ぐらいまで太くすると見切られてる様子でした。T氏は底カゴでイサキも何枚か追加してました。

 

しかし今回も思いっきり遊ばせてもらいました。(若干遊ばれた感は歪めませんが)夜は寒かったですが日中になると陽が暑いぐらいで、家に帰るとしっかりと日焼けしてました。

 

今回の釣行でも勉強になったことがありました。御門のタカリには一箇所だけ少し降りれる場所があります。足場が悪くて危ないので今回は降りませんでしたが、良型と勝負する場合はそこに降りないとダメだと再確認出来ました。バラした数だけ良い魚に近づけますね

 

最後に

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神宿る島 宗像沖ノ島 「今年も一年間ありがとうございました

そしてT氏もありがとうございました。本当に沖ノ島でお会いする人達は良い方ばかりだ。また春にでもお会いしましょう。

 

それでは皆さん良い結婚を・・・。

 

今回利用した「アクアシャイン」さん。年明け2日からは朝出しになります。釣行後に「ヤナイ釣り具」にて船代と餌代を支払う流れになります。餌は事前に頼んでおいたら船まで運んでくれます。ちょっとした小物なんかも一緒に頼めますよ。

 

集合時間 AM2:30〜3:00

納竿時間 PM3:00

 

僕の使用タックルのおすすめ!!

 

↑↑何と言ってもお気に入りの点はこの上ない「しなやかさ」。商品ラインナップも14号まであって様々なシュチエーションに対応してくれます。上カゴでのクロ狙いでは6号をメインに、デカマサ狙いでは12号や14号をメインで使用していますが強いのにゴワつきません。ヒラマサは赤や黄色などの色物を嫌うという噂もありますしね。

 

↑↑ハリスはこれを使ってます。こちらも道糸同様、「強くてしなやか」です。結構良い値段しますがハリスは大事ですもんね。確か商品ラインナップは12号までなので、14号、16号はクレハのシーガーエースを使ってます。僕はいつも釣具屋で買うより安いので、清水から飛び降りる覚悟で楽天市場でまとめ買いしてます。

 

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