気がつけば前回の釣行から早くも1ヶ月、ようやく沖ノ島に行くことが出来た。冬の海は時化が多いので仕方がない。前回はダメダメ釣行だったので、是非ともリベンジ釣行成功とさせたい!
前回のダメダメ釣行はこちら↓↓
港へ|20:30
今回もエビスにお世話になった。港に着く前にヤナイ釣り具店に寄り、6号と8号の道糸を巻き替えた。やる気満々だ。ヒゲの店員さんが丁寧に巻いてくれた。最近はサンラインのブラックストリームマークXを愛用している。↓↓
20:30に港に着くと既にたくさんの釣り人が。本来エビスは22:00出しなのだが、21:00ぐらいにはほぼ皆揃って出航する。21:30に来ようものならどうなることか・・・。紛らわしいのでいっその事21:00出しに変えるわけにはいかないのだろうか。といつも思う。
明日は前日までのウネリも残り、西からの15m程の強風が予想されている。朝から下げ潮なので船長には「ヒデサキか中バナ、無理だったらケーソン」とお願いした。釣り人は全部で25人程、常連さんもたくさんいらっしゃるのでヒデサキ、風裏となる中バナは人気があって厳しそうだ。船長も「ケーソンかなー」とぼやいていた。
当日の潮はこんな感じ。ちなみに沖ノ島の潮は「博多船溜」よりだいたいマイナス40分と言われている。↓↓
出典:潮汐なび
案の定21時には全員揃い出航した。港を出てすぐに船が揺れ始めたので、「これはやばそう」と覚悟したが、思いの外たいして船首を叩くことなく沖ノ島に到着した。
瀬上がり|22:30
ホームグランド、ミカドのタカリと順番に降ろしていく。次は中バナかというところで名前を呼ばれた。船長ありがとう。常連のS氏と2人での瀬上がりとなった。
なんと後から聞いた話では、小学生の頃から沖ノ島に通っているというS氏。小学生から沖ノ島とは羨ましい限りだが、こんな釣りを味わってしまっては防波堤などの釣りは楽しめないのではないだろうか。
隣のヒデサキには常連中の常連。毎週のように沖ノ島に来られている大◯軍団の方々が上がられた。
底カゴ|23:00
S氏と挨拶を交わし、底カゴの準備を始める。まずは玉網でもセットしようと思った時だった。事件は起きた。「バキッ。」
釣りを始める前から玉枠が折れた。ジュラルミン製で少し前から折りまげる箇所が硬かったので油はさしていたのだが。数々の釣行を共にしてきた戦友を讃え、そっとロッドケースにしまった。今までありがとう。
しかしやる気が20%ほど無くなってしまった。次は以前から目をつけていたこいつにしようかな。↓↓
S氏に玉枠が壊れた旨を伝え、拝借するお願いをした。気を取り直して仕掛けを投げ入れる。数投で割と型の良いイサキが一匹釣れたが後が続かない。S氏も苦戦しているようだ。強目の当て潮に加え、イスズミが餌取りのようだ。ここ中バナは潮通しこそ良くないが、多少時化気味の時には釣果が望める。下げ潮への引かれ潮が本命だろうか。今年の春12kgを獲ったのもこの場所だ。
就寝|3:00
夜釣りに見切りをつけ、岩の間に適当な場所を見つけ寝袋に潜り込む。夜空には星が無数に瞬いていた。クーラーボックスにはイサキが2匹眠っている。ロッドケースの中には玉枠が眠っている。僕も眠ろう。
ちなみに寝る前に朝の上カゴタックルを2つ組んでおいた。
<ヒラマサ8kgまでならなんとかなるかなVer>
竿:がまかつ カゴスペシャル4号
リール:ソルティガ5000
道糸、ハリス:8号
<ヒラゴ3kgとやっぱりクロも釣りたいなVer>
竿:がまかつ カゴファインフォース(3号相当)
リール:レマーレ8000D
道糸、ハリス:6号
いつもこんな感じで2セットのタックルを準備しておき、潮によって持ち替えるのが僕のスタイルだ。
起床|6:30
6時に目覚ましをセットしていたが、結局寝袋に別れを告げたのは6時30分だった。辺りはまだ真っ暗だ。釣り場に戻ると釣り人が1人増えていた。こちらも常連さん、フカセ釣り師のF氏だった。F氏は前回の釣行時、ここ中バナで3号ラインで5.8kgのヒラマサを釣られてた方だ。挨拶を済ませ、夜グロをされているので状況を聞くとイマイチとのことだ。S氏も既に釣りを開始している。イサキがポツポツと釣れているようだ。早速僕もS氏と観音釣りで仕掛けを流し始める。
朝まずめ|7:30
夜が明けた。いつラインが弾け飛んでもおかしくない気配なので気合いを入れ直す。
S氏が先陣を切って掛けた!少し横に走られたが慎重にやりとりをして浮かした。1.5kgほどのヒラゴだ。そこからはヒラゴラッシュ。僕も2匹釣り上げ、S氏が3匹ほどだろうか。クロ狙いのF氏の仕掛けもひったくられ苦戦しているようだ。1度だけS氏に大きめのアタリがあったが、ラインをフリーにして走らせた際に根に突っ込まれた様だった。
2度めの・・・!?|9:00
朝まずめのラッシュが終わり、しばらくアタリが遠のいた。そろそろクロの活性が上がったのではと思い、6号ラインのタックルに持ち替える。
その時だった。再びラインが弾け飛ぶ!竿を立てると明らかに先程までとは違う大きさ。しかしこちらも6号ラインとはいえ、巻き替えたばかりの新品ライン。自信を持って竿を曲げる。ここからさらに相手がギアを上げるようなら「フリーにして走らす」心の準備はできている。釣り人の技量が試される一番楽しい瞬間だ。
しかしまたしても事件は起きた。「バキッ!」
「ひえ〜〜〜〜っ」
「うそ〜〜〜〜ん」
「いや〜〜〜〜ん」
手元から2番目の♯4から綺麗に真っ二つ。その衝撃でラインも切れたようだ。傷でも入っていたのだろうか・・・、ついてない。しかしこの「がまかつのカゴファインフォース」購入してからというもの折れまくりだ。4度ぐらいは折っただろうか。軽量化に凝りすぎて強度が足りないのではないだろうか。既に廃盤になっているところといい怪しい。もう1本所有している3号竿の割と安価な「レセプターⅡ」は、ボロボロだが1度も折れたことがない。
それにしても今からが勝負の1番楽しい瞬間だという時に、なんとも拍子抜けする結末だろうか。まだ根に突っ込まれて負けた方が悔やまれない。さすがにもう手放すことを心に決め、そっとロッドケースに直した。サヨウナラオゲンキデ。やる気が50パーセントになった。
1時間に1回|~納竿
それからも1時間に1回ぐらいバタバタと釣れる時合いが訪れ、結局納竿までにヒラゴが4本、尾長グロ40cm弱を1枚キープした。しかし釣り頭はS氏だ。ヒラゴ8本に、50cm近いクチブトも2枚程釣っていた。悔しいが完全に釣り負けた。流石である。フカセ師のF氏もイスズミに苦戦していたが、ヒラゴ2本にクロも何枚かキープされていた。
隣のヒデサキの大◯軍団さんも、西からの強風と波しぶきを浴びながら、ヒラゴにクロにイサキと大変賑やかに釣られていた。いつも元気に釣りを楽しむその姿勢には、好意を感じずにはいられない。
まとめ
結果的にはバッキバキの釣行となったわけだが、実は得たことも多かった。やはり上手な方々と瀬上がりすると色々勉強になることがある。今回の1番の収穫は「アタリウキ」だ。僕は基本フカセ釣りのようなイメージで、潮に馴染ませる為にガン玉を打つことが多い。クロを狙うなら尚更だ。しかし今回ご一緒させていただいたS氏は、途中からアタリウキをハリスの中間に付けていた。ウキ下が1ヒロ程しかないということだ。しかもヒラマサだけではなくクロも喰い上げて来ているようだった。ヒデサキの方々もアタリウキを付けていた。この時期はそういう傾向にあるのだろうか。もっと詳しく聞いておけばよかったが、今度お会いしたらお聞きするとしよう。
最後に
それでは最後までありがとうございます。実は明日、クリスマスイブの夜からまた出撃しようか悩んでますがあんまりでしょうか。その為我が家では今朝既にサンタさんから子供たちへのプレゼントが届けられ、夕食にはティキンとピッツァがテーブルに並びます。これこそ大人の都合というやつです。たぶん天気的に今年最後の釣行チャンスになりそうです。
サンタさん、パパにもプレゼントで今一度釣行させて貰えんやろうか・・・。
それと明日目覚めたら枕元に3号竿と玉枠ば、お願いできんでしょうか・・・。
それでは皆さん良い夜を・・・、メリークリスマス。
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